ポパイのほうれん草は探すな!「スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる/寺田新」
このブログでは読んだビジネス書や小説、マンガの感想を備忘録も兼ねてオススメしていきます☆
今回は東京大学出版会出版、寺田新さんの「スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる」です☆
ラベル
スポーツ、栄養学、科学、~250ページ
読むきっかけ
栄養士を目指したきっかけがスポーツ栄養に興味があったからなのです!
細々とスポーツ栄養に関わらせて頂いてきた中で、今一度科学的に勉強し直したいと思ったので購入しました!
感想
序章に以下のような文章があります。
スポーツ栄養学というと、どうしても「ポパイのほうれん草」のような即効薬・特効薬に関する学問として捉えられることが多い。(中略)またそのような食事や栄養素があったとしたら、それはドーピング禁止物質に指定されること間違いないである。
これはほんとに多いですね!笑
スポーツ栄養に限らずですが、「何食べたらええの?」といったような質問は多いです。
食事には即効性がないため実感しにくいです。
ですが、どれだけ継続的に食事を頑張れるかをサポートしていく姿勢・心構えが(スポーツ)栄養士には必要かなと感じています!
内容的には専門的な代謝のことなどが多く書かれています。
一般の方には少し難しいかもしれませんが、単語や代謝の仕組み自体は覚えなくてもいいので、「身体の中でこんなことが起こってるんだー!」と知ってもらえたらいいかと思います☆
内容を少し紹介すると、同じ量の糖質を摂取するにしても、摂取するタイミングが異なると、筋肉のグリコーゲンの回復に差が出るということがわかっています。
上の画像のように、論文に基づいた内容をグラフで示してある箇所も多いです。
気になった研究があれば論文の元を辿って読んでみてはいかがでしょうか☆
気になった方はぜひお手に取ってみてください☆