AIは万能なのか、人間の可能性はどこまでなのか、そして魔女は何でもできる?「魔女と過ごした七日間/東野圭吾」

このブログでは読んだビジネス書や小説、マンガの感想を備忘録も兼ねてオススメしていきます☆
皆さんが読みたいと思えるきっかけになれば嬉しいです☆

今回は文藝春秋出版、東野圭吾さんの「魔女と過ごした七日間」です☆

【本日の内容】

ラベル
-ジャンル
-発行年月日
-ページ数、読了時間
読むきっかけ
痺れたセリフ
-場面
-キャラ
-セリフ
内容
-相関図
-あらすじ紹介
-感想
-今回の言葉メモ
-魔女の能力

「魔女と過ごした七日間」のラベル

ジャンル

小説、ミステリー、親子

発行年月日

初版:2023年3月17日

ページ数、読了時間

410ページ(ハードカバー)、6.5時間で読了

「魔女と過ごした七日間」の読むきっかけ

東野圭吾さんの小説は基本的に読んでいるので。

「魔女と過ごした七日間」の痺れたセリフ

場面

クライマックス直前、中学生を危険な目に合わせるわけにはいかないため、帰宅を命じられた陸真。しかし円華は陸真の力が必要と考え、こう伝えます。

キャラ

羽原円華

セリフ

君の代わりはどこにもいない。君が動かなければ世界も変わらない/円華

「魔女と過ごした七日間」の内容

相関図

魔女と過ごした七日間相関図

月沢陸真:中学生、父を殺害した犯人を追う
羽原円華:研究所職員、不思議な力が使える、陸真の犯人探しに協力
克司:被害者、陸真の父、元見当たり捜査員
宮前純也:陸真の同級生、小説家志望、陸真の犯人探しに協力
新島史郎:克司が人生が感じられなかった指名手配犯
脇坂拓郎:刑事、AIが活用される捜査に不信感
茂上:脇坂の上司、主任
伊庭:警察庁科学警察支援局係長、AI捜査に絶大な自信を持つ
永江照菜:克司の遺品ファイルにあった名前、エクスチェッド、一度見たものは忘れない
永江多貴子:照菜の母、克司の発信履歴と通帳にに残されていた人物
タケオ:焼き鳥屋店主、元円華のボディーガード、裏社会の繋がりが豊富
石黒:実業家、
赤木ダリア:ブルースターのオーナー

あらすじ紹介

1日目:出会い

図書館で出会った車いすの少年と女性。雨の予報をピタッと当てる不思議な女性。傘を持っていなかった陸真はその女性のおかげで雨に降られずに済んだ。
そして、陸真の父・克司から帰りが遅くなる電話が。そっけない態度をとる陸真。それが父との最後の会話になるとも知らずに。

2日目:再会

父の遺品を整理すると、永江照菜という知らない名前が。
また父の通帳記帳をすると、見知らぬ複数の入金名があり、同額がナガエタキコの口座へ移されている。
この謎を解くために親友の純也とともに開明大学病院へ。
永江照菜は入院しておらず空振りに終わるも図書館で会った車いすの少年を見かける。その少年が乗った車には数理学研究所という文字が。検索してみると羽原全太朗の名が、これは永江照菜の依頼医でもあった。
そこで数理学研究所を訪ねると、図書館で雨を言い当てた女性・羽原円華と再会する。
そして克司と永江母娘との関係が明らかに!

警察ではAIによる捜査が主流に。
そして見当たり捜査員はAI捜査の発展により人員削減になり、克司もその対象に 。

魔女と過ごした七日間

エクスチェッドに関する研究を行う施設で暮らす、一度見たものを忘れない照菜によって、入金者の名前が指名手配犯のノートに載っていたことがわかり刑事脇坂に来てもらうことに。
円華は自分でも推理を始めることにし、陸真も協力することに。

3日目:捜査

克司に掛かる疑いの目、6月27日に克司は仕事を早退していた、果たしてどこに。
陸真と純也は円華についていく形で現場探しへ、そして父の虫眼鏡を発見!

一方、脇坂ら警察は元同僚の小倉に来てもらい、手掛かりを探るも収穫なし。
しかし克司のノートに指名手配犯ではない顔写真があることがわかり、その名は新島史郎、実は指名手配はされておらず被疑者死亡で書類送検されていた、しかも写真は事件発生よりもだいぶ前のものであった。

陸真たちは家に戻り、克司の古い携帯を発見。
そこに残されていた動画に映っていたのは新島史郎。
さらにカジノのコインらしきものも見つかり、次はカジノを探すことに。

4日目:闇カジノ探し

円華の元ボディーガード・タケオの元を訪れ闇カジノの手掛かりがないか相談に。
そして闇カジノの在りかを教えてもらうために石黒の元へ行くことに。すると流れで円華がビリヤード対決をすることに。

AI捜査に疑問を抱く脇坂。しかし、疑問を抱くのは脇坂だけではない?

闇カジノ探しの続きをするために陸真はなんと女装することに。
そしてなんとか取っ掛かりを見つけるも、次は円華がルーレットのディーラーをすることに。

魔女と過ごした七日間

5日目:闇カジノ潜入

陸真は脇坂にも新島史郎の動画について話し捜査の進展を願う。
陸真の話を聞き、円華たちの企みを知り、止めるべきか逡巡する脇坂。警察として何ができるのか。何をするのが正しいのか。

闇カジノにて円華がディーラーに扮してルーレットが進行されていく。
様々な賭け方をする客をあざ笑うかのように外していく。
そして闇カジノの客たちの撮影に成功してー。

脇坂が聞き込みをしていると克司がゴミ袋を漁っているところを目撃した老人の話を聞けることに。

6日目:照らし合わせ

研究所で指名手配犯の顔写真と闇カジノの動画を見比べていると、照菜が新島史郎の顔があることに気付く。
その人物は何とー。

円華たちと脇坂が話し合い、ついにクライマックスへ!

7日目:突入

魔女と過ごした七日間

感想

陸真が唐揚げ・トンカツ・野菜の煮物・ポテトサラダ・海老シューマイを純也の母に振舞われ、陸真はすべて好物だと気づき感動するのですが、男子中学生の好物に野菜の煮物が入っているのにビックリ。

AIと人間の対決というか、どうAI技術を扱うべきかが問われるというのもテーマの1つでした。
純也が恋にピュアなところが中学生らしくてよかった。
赤木が陸真の女装を見破れた理由がなるほどなと。
東野圭吾作品は父親が殺害されるケースが多いのは気のせい?

今回の言葉メモ

見当たり捜査員

全国に指名手配されている犯人を街中から見つけ出す。

魔女の能力

・けん玉でエレベーター止める
・けん玉一刺し
・雨の数分単位予報
・脇坂の靴買い替え促し
・犯行現場の予測
・ビリヤード
・女装アイテムのサイズ合わせ
・ルーレット出目コントロール
・自身の移動距離の把握
・風を操る

気になった方はぜひお手に取ってみてください☆

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