現実とシンクロする物語の中で我々が得るべき教訓とは?「コロナ黙示録/海堂尊」
このブログでは読んだビジネス書や小説、マンガの感想を備忘録も兼ねてオススメしていきます☆
皆さんが読みたいと思えるきっかけになれば嬉しいです☆
今回は宝島社出版、海堂尊さんの「コロナ黙示録」です☆
【本日の内容】
ラベル
-ジャンル
-発行年月日
-ページ数
-読了時間
読むきっかけ
痺れたセリフ
-場面
-キャラ
-セリフ
内容(お触り程度のネタバレあり)
-あらすじ紹介
-感想
-今回の言葉メモ
-今回の食べ物
「コロナ黙示録」のラベル
ジャンル
小説、医療、感染症、政治 、厚生労働省
発行年月日
初版:2020年7月10日
ページ数
~400ページ(ハードカバー)
読了時間
6時間で読了
「コロナ黙示録」の読むきっかけ
海堂尊さんの小説は過去にも読んでおり、また世の中を騒がせている新型コロナをどう小説に落とし込んでいるのか気になり、手に取りました。
「コロナ黙示録」の痺れたセリフ
場面
新型コロナウイルス対策本部委員長・田口公平にこの物語最大の無理難題が降りかかります。
最高責任者の田口の決断に一同納得。
そしてこのセリフです。
キャラ
田口公平
セリフ
「では、各自、仕事に掛かってください」
「コロナ黙示録」の内容(お触り程度のネタバレあり)
あらすじ紹介
この「コロナ黙示録」でも、田口先生はいつも通り、高階学長から無理難題を押し付けられます。
今回は、「田口先生、作家になってみませんか?」
田口先生が無事に(?)作家デビューを果たした翌年、北の将軍こと速水晃一率いる雪見市救急救命センター1名の患者が亡くなります。
間質性肺炎があるものの、死因がはっきりとしないため違和感を覚える速水。伊達副センター長が新型コロナウイルスの可能性を口にするも、この段階では何とも言えず…。
厚生労働省のお役人のプライドのせいでクルーズ船内は感染拡大が止まらない状況に。
ここで厚生労働省の火喰い鳥、白鳥圭輔は感染学の第一人者、名村茫教授をクルーズ船に送り込みます!
フォロワー20万人の名村教授が暴れます!
新型コロナウイルスが日本に上陸し、てんやわんやの状態に。
新型コロナウイルスに対抗すべく、田口・白鳥コンビが奮闘します!
そして、田口新型コロナウイルス対策本部委員長はある重大な決断を迫られます…。
感想
白鳥の差配の決まり具合が見てて気持ちいいです!
あと、田口先生のカウンターパンチが白鳥に炸裂!
田口先生が成長しました!笑
また現実が多く取り入れられているため、考えさせられる点が多くありました。
今回の言葉メモ
横車を押す(よこぐるまをおす)
道理に合わないことを無理に押し通す。横に車を押す。(コトバンクより)
東城大学医学部付属病院の横車を押しかねない人物といえばもちろん…。
深謀遠慮(しんぼうえんりょ)
遠い将来のことまで考えて周到にはかりごとを立てること。(コトバンクより)
高階学長の懐刀、田口先生の深謀遠慮とは?
さらにもう1人、深謀遠慮をつなげる人物が…
天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)
天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。(コトバンクより)
誰の悪事がスクープされたのか。
呻吟(しんぎん)
苦しんでうめくこと。(コトバンクより)
呻吟したときに面倒を見てくれた明菜。そんな明菜と二人三脚で安保宰三は活動を再開!
意趣返し(いしゅがえし)
恨みを返すこと。しかえし。復讐。(コトバンクより)
彦根が意趣返しをした相手とは?
今回の食べ物
焼きそば
ここから物語が一気に進んでいきます!
気になった方はぜひお手に取ってみてください☆