待望の続編が登場!今回はオムニバス形式で事件を次々に解決していきます!「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち/東野圭吾」のあらすじ紹介!

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今回は光文社出版、東野圭吾さんの「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」です☆

【本日の内容】

ラベル
-ジャンル
-発行年月日
-ページ数、読了時間
読むきっかけ
内容
-第一章
-第二章
-第三章
-第四章
-第五章
-第六章

「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」のラベル

ジャンル

小説、ミステリー

発行年月日

初版:2024年1月30日

ページ数、読了時間

347ページ(ハードカバー)、5.5時間で読了

「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」の読むきっかけ

前作、ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人も面白かったので!

「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」の内容

第一章-トラップハンド-

登場人物

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第1章相関図

清川:資産家
美菜::婚活中の女性
マスター:バー『TRAPHAND』のマスター

あらすじ

隠れ家的なバー、『TRAPHAND』を訪れた清川と美菜。会うのは今日が初めての二人はバーへ向かうタクシーの中から清川が所有するハワイの別荘についての話題に。
ブルーハワイを飲む際についてくるステアリング・ストローの蘊蓄を語る清川。
マスターは唐突にメニューを広げおつまみを勧めるも頼んではもらえず。
『幻脳ラビリンス』のオンラインゲームにも携わる清川は仕事の話をするもだんだんと眠気がきてトイレに。
清川を値踏みする美菜が考えを巡らせていると、マスターから声かけられて意外なことを知らされます。
「懲らしめるなら徹底的にやったほうがいいので」

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち

感想

マスターの観察力がすごい!『幻脳ラビリンス』は前作にも登場したのでおっ!となりました!
マジックポイント
グラスのすり替え、スマホを掏る、スマホのロックを解除、指を鳴らすだけで扉を開ける

お酒

ブルーハワイ、ビトウィーン・ザ・シーツ

第二章-リノベの女-

登場人物

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第2章相関図

神尾真世:建築士、文光不動産リフォーム部、前作の主人公の1人
上松和美:リフォーム依頼人
神尾武史: バー『TRAPHAND』のマスター 、真世の叔父、前作の主人公の1人
上松コウキチ:和美の夫。3年前に他界
竹内祐作:和美の兄

あらすじ

リノベーションの打ち合わせのために訪れた真世。リノベーションの参考にと和美に以前の住まいを拝見したい旨を伝えるも頑なに断る和美。仕方なく1週間後に真世がいくつかのアイデアを出して打ち合わせをすることに。
打ち合わせの場所はバー、『トラップハンド』。真世は叔父の武史に頼み込み営業前の店を使わせてもらうことに。
真世が武史に和美のことを話すと、「俺に任せておけ」と自信ありげの様子。
和美がやってくると親しげに話しかける武史。なんと上松の夫、コウキチとはチェス仲間だったとのこと。
コウキチの様子を尋ねると3年前に他界したことがわかりー。
契約自体は成立しそうなものの、なぜか浮かない様子の真世。3つのプランから和美が選んだのは一番高い正統派のプラン。また他社には見積もりを取っていない様子。遺産をたんまり相続した人間が金に糸目を付けずに選んだだけ?釈然としない真世をよそに武史は自分にどうやったらお金が回ってくるか考えているようで。
無事にリノベーションが真世の会社に決まり、毎週のように武史のバーで打ち合わせをすることに。
武史は和美に取り入るためか黒ビールを提供すると、和美から営業前の店を同じように使わせてほしいという申し出が。
武史が理由を尋ねると、二十数年振りに兄と会うためだとかー。
兄、祐作が持ち出したのは父親の扶養について。面倒は自分が見るから金を出せと和美に要求するも取り付く島もない様子。
すると祐作の口から衝撃の言葉がー。「あんた、本当に和美か?」
真世は信じられないと思っていたが武史も和美と名乗る偽物だと見破っていたようでー。
和美の家を捜索する真世と武史。写真立てのの中から出てきたものとは?「この女性は部屋だけでなく、人生もリノベーションするんだな、とー。」

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第2章

感想

武史の鋭さが楽しめました!今回はマジック的なことはほぼせず、推理力を発揮した形となります。
嘘が必ずしも悪ではなく、時には人のためにもなる、暴く必要のない秘密も世の中にはある、といったお話でした。

お酒

黒ビール

第三章-マボロシの女-

登場人物

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第3章相関図

高藤智也:歯科医、ジャズミュージシャン
火野柚希:智也の彼女
神尾武史: バー『TRAPHAND』のマスター 、真世の叔父
高藤涼子:智也の妻、歯科医
山本弥生:デパートの化粧品売り場の店長、柚希の大学時代の友人
吉野:外商部、山本の同期
森永:吉野の友人
鹿島:横須賀のライブハウスのマネージャー

あらすじ

智也のライブ後にバー、『トラップハンド』にやってきた柚希。
後から合流する智也を待つことに。
奥のテーブルに居た男性は神尾の兄とのこと。
智也が待てど暮らせど来ないので、ライブハウスに電話をすると、なんと智也は事故に遭い病院に搬送されたとのこと。
急いで柚希と神尾は病院に向かいます。
病院に到着すると智也は緊急手術の最中とのこと。そこで対峙したのは高藤の妻、涼子。
柚希と智也の出会いは歯医者。智也は昼は歯科医、夜はジャズミュージシャンとして生活していた。妻の涼子も歯科医だが、意見が食い違い別居することになったとか。デートを重ね、智也は半年後に離婚する予定となったある日に智也は事故で生死の境をを彷徨うことに。
一旦家に帰るも眠れない柚希。
そして翌朝、神尾から電話で伝えられたのは智也の死ー。

智也の死から2年後、柚希は大学時代の友人、山本弥生に誘われて食事会へ。
会がお開きになった後、2人はトラップハンドへ。
隣に居たカップルの男性の査定を神尾が行い、がっくりの女性。
「何しろマジシャンは、人を騙すことにかけては専門家ですから」
柚希は弥生と一緒に横須賀のライブハウスへ。智也はなぜ自分に横須賀のことを話してくれなかったのか。
すると、智也は娘とよく来ていたとのこと。智也には息子はいても娘はいないはず。
マネージャーから智也がよく訪れていたイタリアンのお店とどぶ板通りの話を聞き行ってみることに。柚希が知らない智也のもう一つの顔。本当の顔はどっち?
真相を突き止めるために柚希は涼子の元を訪れます。
そして涼子から聞かされた真実とは?
「人が生きていくうえで助けとなるのは、失ったものではなく、手に入れたものです」

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第3章

感想

弥生の優しさが素敵です。
残された柚希の気持ちを考えるとなんとも…
涼子の強さも思い知らされました。

お酒

シンガポール・スリング、ブラッディ・マリー

第四章-相続人を宿す女-

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第4章相関図

登場人物

神尾真世:建築士
富永良和:真世のクライアント
富永朝子:良和の妻
神尾武史: バー『TRAPHAND』のマスター 、真世の叔父
富永遥人:亡くなった息子、作曲家
諸月沙智:遥人の元妻、グラフィックデザイナー
富永文香:遥人の妹
諸月塔子:沙智の姉、税理士事務所経営
菅沼弘之:沙智の交際相手

あらすじ

富永宅に向かう真世。リフォームの打ち合わせを始めようとすると、良和から延期したいとのこと。
延期の理由を教えてもらえず困惑しながら帰路に着く真世。すると朝子から着信があり、事情を説明しますとのこと。
息子の急死に伴い、息子宅を自分たちが暮らすためにリフォームする予定だった。しかし息子の別れた奥さんから遺産の権利に関して連絡が。なんと、来月子どもが生まれると、子どもの父親は亡くなった息子。
息子の遥人は妹の文香の専門学校の同級生、沙智と意気投合し、交際一ヶ月で結婚。しかしすぐに別居、離婚することに。お互い恋人もできて円満に別れたはずが、遥人が急死し、沙智のお腹に子どもがいることがわかり、この子どもが遥人との間にできた子なのか、遺産相続の権利があるのかが争点となり。
相続を放棄してもらうにはどうすればよいのか。可愛い姪のために武史が乗り出します。 
朝子から現状を確認した武史と真世はまずは沙智の交際相手、菅沼と会うことに。
菅沼と会話して武史は沙智のお腹の子の父親が遥人ではなく菅沼であると確信する。
続いて沙智と塔子に会うことに。
遺産の相続放棄を提案したたころ、塔子が要求した額は10億円。
朝子に一連の内容を報告し、妹の文香にもことの顛末を伝えた武史。次に連絡するのは素性を調べた興信所。
武史が真世に指示したのは30日は空けておけ。沙智の出産予定日に何が起こるのか。
沙智が出産する病院はなんと名古屋。武史と真世は新幹線で名古屋に向かいます。
病院に着き、武史と真世は面会を取り次ぐと出てきたのは文香。
沙智の赤ん坊はなんと無脳症。そしてさらに驚くべき真実がー。

感想

友情と姉妹愛がみれました。今回も武史の観察力が光りました。

お酒

ル・キャドゥー・ダン・アーンジュ

第五章-続・リノベの女-

登場人物

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第5章相関図

石崎直孝:老人ホーム勤務
坂田香代子:施設長
末永久子:1009号室の入居者
末永奈々恵:久子の娘、自殺
山村洋子:久子の知り合い、奈々恵のピアノの先生
陣内美菜:バーの常連客
神尾武史: バー『TRAPHAND』のマスター
神尾真世:建築士、武史の姪

あらすじ

石崎が洗車中に施設長の坂田から電話。入居者、末永の様子を見てきてほしいとのこと。
末永は居眠りをしていただけで特に問題はなし。一通り末永の相手をすると満足した様子。
買い物をきっかけに石崎は久子の家族について知ることに。
初期の認知症の久子が頑なに「娘は死んでいない。埋葬した遺体は別人で、本物はまだ生きている」と主張するのはなぜ?
久子から連絡をもらい、1009号室を訪れるとある手紙を渡されます。そこには知り合いの山村が奈々恵を目撃したとのこと。
そして久子の頼みで石崎は山村から奈々恵について聞いてくることになり。
山村に聞いたところ、奈々恵はとあるバーに入っていったようだとのこと。
石崎は奈々恵が入ったと思われるバー、トラップハンドを訪れます。
たまたま居合わせた女性客に奈々恵の写真を見せると見たことがあり、バーにも何度か来ているはずとのこと。
しかし、マスターは歯切れが悪くー。
真世は武史から呼び出されます。
奈々恵を探している石沢のことを聞かされ困惑する真世。
そして武史から石沢に真世を紹介したことを告げられさらに困惑する真世。
2人は石沢から情報を引き出して作戦を練ることに。
石沢は久子に軽度の認知症が見られることや奈々恵が住んでいた部屋の賠償金の支払いのせいで経済的に逼迫している状況、奈々恵の死を受け入れていないため奈々恵の遺産を相続しない意思などを話します。
問題がスッキリ解決といかない中、武史が思い付いた方法はなんとマジシャンとそのアシスタントとして老人ホームに訪れるというものでー。

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第5章

感想

第二章-リノベの女-の続編ということになります。
珍しく武史が困惑します。親の心子知らずというべきか、子の心親知らずというべきか 。切っても切れない親子の縁。

第六章-査定する女-

登場人物

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち第6章相関図

神尾真世:建築士
栗塚正章:リフォーム希望
陣内美菜:バルバロックスタッフ、バーの常連客
神尾武史: バー『TRAPHAND』のマスター 、真世の叔父
ベレー帽の男: バーの客

あらすじ

真世が高級家具メーカー、バルバロックの前で待ち合わせたのは栗塚。部屋のリフォームで真世の会社に電話があり、女性の建築士を希望したため真世が対応することに。
店内で真世がスタッフを探していると、なんとバーの常連客、陣内美菜が働いていた。
美菜に一通りソファを紹介してもらい、しばらく考えますということになり、
すると陣内から真世にトラップハンドで会いましょうと連絡が。

トラップハンドに入り、武史にバーボンのソーダ割りを頼むも恥をかくことに。
真世は栗塚についての情報を美菜に伝える。
翌日お客様を見送った美菜の前に1台の車が止まり、降りてきたのはなんと栗塚。
美菜をランチに誘うために来たという。
次の水曜日にディナーに行くことに。
楽しい食事をしながら美菜は栗塚の情報を収集していきます。
ディナーの後はトラップハンドへ。
武史の査定をクリアしたため、美菜は一気にコトを進めます。
栗原と演劇鑑賞、ディナーを楽しんだあと、美菜はトラップハンドへ。
真世偶然やってきて一緒に飲もうとした矢先になんと外国人の覆面男が突然入って来て金を奪い、真世を人質に。
微かな違和感を覚えていた美菜はなんと代わりに人質になると宣言してー。

感想

なぜ美菜が婚活に躍起になっているのかが明かされます。まさか第一章に出たちょい役と勝手に思っていた美菜が第六章に主要キャラとして出るとは。

お酒

ワイルドターキー、アードベッグ、グラッパ

編集後記

今回も生成AIを使って画像を作成してみました。前回の記事(“愛する家族はなぜ殺されたのか”を解き明かす検証会のはずが、なぜ?から誰?に―「あなたが誰かを殺した/東野圭吾」)よりも自然な感じに仕上がってきましたがまだまだ精度を上げていきたいですね。
また各章に登場するお酒が章の内容とマッチしているのがさすがです。

気になった方はぜひお手に取ってみてください☆

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