管理栄養士の視点でキャラ分析!ワンピース「麦わらの一味」を栄養素で解説~イーストブルー編~

麦わらの一味を栄養素に例えてみた
『ワンピース』の大きな魅力のひとつは、個性的でバラエティ豊かなキャラクターたち。
それぞれの性格や能力を管理栄養士目線で見直すと、
もし“麦わらの一味”が栄養素だったら?
麦わらの一味を栄養成分に例えるとどうなるのか。
という興味が湧いてきました。
ゴムのように伸びるルフィ、炎のように燃えるサンジ…。
そんな妄想にお付き合いください。
まずはイーストブルー編です。
この記事で分かること
– 各キャラクターの能力と栄養素の意外な共通点
– その栄養素が体内でどんな働きをするのか
– 日常生活で取り入れられる実践的な栄養知識
モンキー・D・ルフィ(船長)= コラーゲン

ルフィの能力や特徴
・体がゴムのように伸縮自在(ゴムゴムの実)
・自由奔放
・異常な食欲と回復力
・高い体温、代謝の速さ
・打撃に対する高い耐性
栄養素に例えると…
コラーゲン
コラーゲンの役割
“コラーゲン”は体タンパク質の1つで、身体の様々なところで使われています。
筋肉や骨、皮膚に血管などの弾力やしなやかさに関係します。
この弾力に注目してルフィは“コラーゲン”としました。
“コラーゲン”は鶏の皮や牛すじ、豚足などに多く含まれています。
ちなみに、食品に含まれている“コラーゲン”はそのまま吸収されるわけではなく、一度分解されてから吸収され、体内で再度“コラーゲン”が合成されます。
じっくり煮込んでコラーゲンを抽出するには、スロークッカーが便利です。
寝る前に仕込んで、翌朝にコラーゲンたっぷりスープを飲んでみませんか?
ロロノア・ゾロ(剣士)= たんぱく質

ゾロの能力や特徴
・三刀流という独特な剣術スタイル
・極度の方向音痴
・異常なほどの筋力と持久力
・アルコール耐性が非常に高い
・集中力の持続と瞑想的な精神状態
栄養素に例えると…
たんぱく質
たんぱく質の役割
肉や魚、卵などに含まれる“たんぱく質”は筋肉や骨など身体の材料になる栄養素です。
ゾロといえば日々の鍛錬でマッチョな身体に仕上げているので、ゾロは“たんぱく質”としました。
ちなみに、“たんぱく質”は摂れば摂るほど筋肉がつくというわけではありません。
筋トレの刺激だったり、ごはんなどの糖質も一緒に食べることで身体づくりを行うことができます。
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ナミ(航海士)= ビタミンC

ナミの能力や特徴
・天候を読み、操る能力(クリマ・タクト使用)
・みかん栽培への深い愛情
・金銭への異常な執着
栄養素に例えると…
ビタミンC
ビタミンCの役割
“ビタミンC”は抗酸化ビタミンの1種で体内で発生する活性酸素を除去する働きがあります。
身体を守り、お肌のシミ防止に働いてくれます。
「抗酸化」とは、身体の中で起こる“サビつき(酸化)”を防ぐ働きのことです。
「活性酸素」とは、呼吸やストレスで増える“身体をサビさせる成分”のことです。
そして、“ビタミンC”はコラーゲンを作る際にも必要となるビタミンです。
そんな“ビタミンC”はレモンやいちごなどに含まれています。
また、ベルメールさんが育てたみかんにも“ビタミンC”は含まれています。
美肌にも繋がり、みかんも関係するので、ナミは“ビタミンC”としました
ちなみに、果物だけでなくブロッコリーやパプリカなどの野菜にも果物以上に“ビタミンC”が含まれています。
そして、“ビタミンC”は水に触れたり加熱することで失われやすい特徴を持っています。
そこで無水調理をすることで水分を加えずに調理できるため、“ビタミンC”の損失を最小限に留めることができます。
「無水調理」とは、水を加えずに食材の水分だけで加熱する調理法のことです。
ウソップ(狙撃手)= ビタミンA

ウソップの能力や特徴
・狙撃の精密性と集中力
・植物系の武器・道具作成
・嘘つきだが想像力が豊か
・手先の器用さ
栄養素に例えると…
ビタミンA
ビタミンAの役割
“ビタミンA”は目の細胞にあるロドプシンの材料になったり、鼻や喉の粘膜に必要となるビタミンです。
「ロドプシン」とは、目の中で光を感じ取るために必要な“視覚のもとになる物質”です。
また、抗酸化ビタミンとして身体を守る役目も担います。
この“ビタミンA”はレバーやにんじんに含まれています。
(そういえばウソップ海賊団にもにんじんがいましたね!)
狙撃手にとって目は大事であり、長い鼻(の粘膜)も絡むことから、ウソップは“ビタミンA”としました。
ちなみに、“ビタミンA”は油と一緒に摂取することで吸収率がアップします。
オイルスプレーを使えば少量の油を投入することができます。
ウソップのように狙いすまして油を追加しちゃいましょう!
ヴィンスモーク・サンジ(コック)= カプサイシン

サンジの能力や特徴
・炎を操る脚技(ディアブルジャンブ)
・女性に対する異常な紳士ぶり
・料理への深い愛情と知識
・喫煙習慣
栄養素に例えると…
カプサイシン
カプサイシンの役割
“カプサイシン”は体脂肪燃焼を促し、発汗作用もある成分です。
火を操り料理をし、燃えるような恋をして、炎の足技を繰り出す。
以上の理由から、サンジは“カプサイシン”としました。
またこの“カプサイシン”は唐辛子に含まれています。
ちなみに、“カプサイシン”の類似成分として、唐辛子に含まれる辛くない“カプシエイト”という成分もあります。この“カプシエイト”も脂肪燃焼を促すと言われています。
さて、今回はイーストブルー編でしたが、
次は「グランドライン編」でさらに栄養素が登場予定です。
チョッパーはビタミン〇、ロビンは…。
彼らを“体の中の成分”で表すとどうなるのか?
お楽しみに。
グランドライン編→執筆中
新世界編→構想中









