満漢全席を超えるために全てを捧げる…「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜/田中 経一」
このブログでは読んだビジネス書や小説、マンガの感想を備忘録も兼ねてオススメしていきます☆
皆さんが読みたいと思えるきっかけになれば嬉しいです☆
今回は幻冬舎文庫出版、田中経一さんの「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」です☆
2人の料理人、佐々木充と山形直太朗の視点が交互に描かれている作品です!
【本日の内容】
ラベル
-ジャンル
-発行年月日
-ページ数
-読了時間
読むきっかけ
痺れたセリフ
-場面
-キャラ
-セリフ
内容(お触り程度のネタバレあり)
-あらすじ紹介
-感想
-今回の食べ物
「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」のラベル
ジャンル
小説、歴史、料理人、戦後、映画化
発行年月日
初版:2016年8月5日
ページ数
~450ページ(文庫本)
読了時間
5.5時間で読了
「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の読むきっかけ
麒麟の舌って何だろう?と思って手に取りました!
「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の痺れたセリフ
場面
楊が直太朗にレシピーを大切にする理由を尋ねる場面です。
キャラ
山形 直太朗
セリフ
「料理は文化だと思っている」
天皇陛下の行幸のために「大日本帝国食菜全席」の考案を命じられたはずの直太朗ですが、何やら別の思惑があるみたいで…
「大日本帝国食菜全席」に込められた直太朗の真の想いとは…
「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の内容(お触り程度のネタバレあり)
あらすじ紹介
人生の最後に食べたい思い出の料理をきっちり再現してくれる最後の料理請負人、佐々木充の元に北京から依頼が舞い込みました。
この依頼は料理を作るかとではなく、満漢全席の日本版、「大日本帝国食菜全席」のレシピを探すというものでした!
断る気満々だった充ですが、充の過去を調べられており、納得いかないまま引き受けることになります。
時代は遡り1932年、料理人として順調に経験を積んでいた山形直太朗は満州へ渡ることに。
満州で命じられた極秘任務は、天皇陛下のために満漢全席の日本版、「大日本帝国食菜全席」を作れ!とのこと。
直太朗は壮大な計画に胸を躍らせます!
そんな直太朗の元に中国人の料理人、楊晴明が現れ、2人で「大日本帝国食菜全席」を作り上げていくことに!
感想
最後の結末になるほどー!となりました!
物語の結末としては王道かも知れませんが、内容には大満足です!
2人の料理人の人生が「大日本帝国食菜全席」を通してクロスオーバーしていく展開にワクワクが止まりませんでした!
戦争に振り回されながらも、紆余曲折を経ても、料理人として生き抜き、「大日本帝国食菜全席」を作り上げていく直太朗に感動です!
今回の食べ物
満漢全席
気になった方はぜひお手に取ってみてください☆