架空犯/東野圭吾 第13~15節のあらすじ
このブログでは読んだビジネス書や小説、マンガの感想を備忘録も兼ねてオススメしていきます☆
皆さんが読みたいと思えるきっかけになれば嬉しいです☆
今回は文藝春秋出版、東野圭吾さんの「架空犯」です☆
第10~12節のあらすじはこちらから↓
13節
登場人物
五代努:警視庁本部、巡査部長
山尾陽介:生活安全課の警部補、五代の相棒
藤堂康幸:被害者、区議会議員→都議会議員
藤堂江利子:被害者、康幸の妻、元女優、芸名双葉江利子、旧姓深水
深水照雄:江利子の叔父、江利子の両親の死後江利子を引き取る
深水秀子:江利子の叔母
岡谷禎一:深水宅の近所に住む住人
あらすじ
昭島高等学校を出た五代は藤堂江利子が育った町を訪れます。
藤堂江利子は元々上村姓で、叔父の深水照雄・秀子夫妻に引き取られた際に深水姓に、さらに藤堂康幸と結婚後に藤堂姓に変わりました。芸名の双葉も入れると三度も姓が変わったことになります。
なかなか珍しいですね!
ここが物語のポイントになるのでしょうか。

深水照雄・秀子夫妻はどちらも死去しているため、五代は住宅があった周囲の聞き込みを開始します。
岡谷と表札に書かれた家を訪ね話をきいたところ、どうやら藤堂江利子について知っている様子。
岡谷禎一によると深水夫妻は市内で三軒のスナックなどを経営していた、江利子が中学生のときに養女であることを打ち明けた、バーの手伝いをしていた、グレていた様子もなかった、などのことが聞き出せました。
五代が昼食の鴨せいろを待っていると、上司の筒井から連絡が入りました。
昭島高校の江利子の代が七年前に同窓会を開いており、幹事役の情報が手に入ったとのこと。
一方、本部の方ではめぼしい進展はなく山尾警部補の疑いについては五代の手にかかっていると半ば脅されます。
14節
登場人物
五代努:警視庁本部、巡査部長
山尾陽介:生活安全課の警部補、五代の相棒
筒井:警部補、五代の上司
藤堂康幸:被害者、区議会議員→都議会議員
藤堂江利子:被害者、康幸の妻、元女優、芸名双葉江利子、旧姓深水
寺内博子:江利子の高校の同級生、同窓会幹事
あらすじ
五代は寺内博子宅を訪ねます。
博子によると、同窓会に江利子は来なかった、高校時代は特に群れるタイプではなく苦手に感じていた男子もいた、何人かと付き合っては別れてを繰り返していた、藤堂康幸と在学中に交際していた様子はなかった、などがわかりました。
博子が電話で中座している間に五代も筒井に連絡をし、永間和彦以外の山岳部のメンバーについては情報が入手できた模様。
博子は永間の名前に反応し、江利子と付き合っていた秀才は永間和彦であることが判明します。
刑事が電話の内容を聞かれるのは少々迂闊では?と思ったり。

15節
登場人物
五代努:警視庁本部、巡査部長
山尾陽介:生活安全課の警部補、五代の相棒
筒井:警部補、五代の上司
藤堂康幸:被害者、区議会議員→都議会議員
藤堂江利子:被害者、康幸の妻、元女優、芸名双葉江利子、旧姓深水
本村健三:江利子の高校の同級生、山尾と同じ山岳部に所属
永間和彦:江利子の高校の同級生、山尾と同じ山岳部に所属
あらすじ
五代は珈琲店にて山尾と同じ山岳部に所属していた本村健三と会うことに。本村は高校時代に江利子と関りがなく、山岳部顧問の藤堂康幸とも高校卒業後はたいしてやり取りはしておらず、近況については何も知らないとのこと。
江利子と交際していたという永間和彦のことを聞くと、何やら躊躇う本村。
なんと永間は大学受験に失敗したのが原因で自殺したとのことでした。
自殺した永間と一番仲が良かったのは山尾とのこと。
永間の死がわかるとなぜ止めれなかったんだと激しく後悔していた様子。
どこかつかみどころのない現在の山尾とはイメージがかけ離れており意外に思う五代。
徐々に見えてくる山尾の過去。
永間の自殺に江利子が関係してる?

第16~18節のあらすじはこちらから↓